留学3週目は、まるっと祝日でした
「国庆节」を知っていますか?
読み方:こっけいせつ・こくけいせつ
中華人民共和国の建国が毛沢東によって宣言されたことを記念する祝日。10月1日。建国記念日に相当し、祝日となっている。1週間程度の大型連休を構成する。
*weblio辞書より
日本のGWやお盆と似ているのかもしれないですが、この時期は多くの中国人が帰省したり、旅行に出かけたりするようです。
もちろん、大学の授業も1週間休みだったので、この期間に予習復習して周りと差をつけるぞ!!と、意気込んで突入した国庆节だったのですが。
韓国人のキムさんと「黄山」へいくことに
大学でできた友人に、韓国人のキムさんがいます。40歳くらいの男性で、いま大学で一番仲良いのはキムさんです。
ただ、お互いボロボロの英語で会話をするので、話の3割ほどしか理解せずに過ごしてると思います。
今回、そんなキムさんに「電車に3時間乗って、黄山へ登山しにいこう」と誘ってもらい、特に調べもせずに二つ返事で承諾したのですが。
気づけば電車に夜通し10時間乗ってた
本来は高铁(中国の新幹線)で3時間ほどでいけるようなんですが、国庆节のために国内の旅行者が多く座席が取れず、結局、夜行列車に10時間座り続けることになってしまいました。
値段は、93元(1500円くらい)でWechatから簡単にチケット予約ができました。
一つのアプリからワンストップで座席予約・モバイル決済までできちゃうのは、本当に便利ですね。
実際の電車のほうはどうだったかというと、駅のプラットフォームからはこのような見た目で、
なかに入ると、こんな感じです。
このマダム、ぼくが買ったお菓子を覗いて、「何買ったんだい?(みたいなこと)」と聞いてきたので、
と言ったら、喜んで食べてました。
お礼に、座席の頭部分のクロスをたためば、顔の汗を拭けることを教えてくれました。
(写真は、教えてくれた後なのでクロスがない。)
ザ・中国の山
夜8時に上海駅を出て、黄山駅についたのは朝6時ごろだったと思います。
駅の周りは、物売りや観光ドライバーの客引きが積極的で、上海では見ない光景に、一気にアジアを感じました。
黄山の登山口へは、黄山駅からローカルのマイクロバスに20分、山の麓から別のバスに15分ほど乗る必要があり、それぞれ20元ほどでした。
ちなみに、入山料もかかるのですが、学生証を提示すると半額になります。230元→115元だったと思います。
山は階段が整備されてるので、クライミングの要素はなく、どこまでも歩いていけるのですが、上にいけばいくほど道が細く、断崖絶壁になってるので、お股がヒュンってなります。
しんのすけ「 どうして?お股ヒュンってなったの? 」オトナ帝国の逆襲
— クレヨンしんちゃん 台詞bot (@crayons_bot) 2017年8月20日
ちなみに、この写真に見えてる山頂まで階段でいくことができます。(写真を撮ったこの場所自体、高い場所にあります。)
言うまでもなく、登山過程で見える景色は、すべて美しいです。
おいしい空気が吸えます。緑の木々を見ながら歩くことができます。見たことない岩肌を見ることができます。そして、お股ヒュンってもなれます。
中国で一つオススメの場所ができました。
登ってる最中は、二度は登りたくないと思いましたが、またこの光景を見にいきたいですね。
下山嫌いにも優しい
下山って、つらいですよね。
登頂までしか映らないテレビ番組の影響かもしれませんが、個人的な希望としては登った達成感のまますーっと帰りたいです。
そんな希望を黄山は叶えてくれます。ドンっ
麓まで一瞬(いーっしゅん)でした。
怠け者にも優しい山、黄山。
でも、お股はヒュンってなるので、覚悟が必要です。
ぜひ、「黄山」とググってみてください。それだけでも、素晴らしい景色が見れると思います。