上海に到着して1週間で、生活基盤をつくるために準備した7つのこと

交通カード

上海にきてまず最初にゲットしたのが、上海に10線以上ある地下鉄や、バスやタクシーなどでも使用できる「交通カード」です。

ド緊張で「我想买交通卡(交通カードほしい)」と言ったんですが、すんなり貰うことができました。
おそらく、上海に到着してはじめて中国語を喋った瞬間でした。

はじめは、窓口で20元のデポジットを払う必要があり、チャージは各駅の機械にて銀嶺カード(中国の銀行カードについてるデビット機能)を使っておこないます。

交通カードのゲットに際しては、以下の記事を参考にさせていただきました。

「上海公共交通カード」を使ってキャッシュレス観光を目指そう! | 上海ナビ
「上海公共交通カード」を使ってキャッシュレス観光を目指そう!。バス、地下鉄、タクシー、渡し舟も!これさえあればキャッシュレスで上海を自由自在に移動できる便利な交通カード。

SIMカード

何かと手続きをするのに、必要になるのが現地の電話番号China Mobile(中国移动)で契約しました。

こちらでは、スタバのフリーWi-Fiを使用するのにも、中国の電話番号で認証をしないと使えません

料金形態はさまざまあるみたいですが、1ヶ月で100メガまで10元・電話50分無料の18元の合わせて28元(476円)の契約をしました。安い!

料金の支払いは、プリペイド式のようで、契約時に100元分チャージしたのですが、それ以降は、Alipay(支付宝)を通してチャージができます。

銀行口座の開設(銀嶺カード)

大学の学費支払いのために、急いで作ったのが中国の銀行口座。
キャッシュカードには、デビット機能(銀嶺カード)がついてます。

学費の支払いは、現地での現金払いか銀嶺カードでの支払いなので、このカードがない人のなかには大量のお札をもって大学にくる人もいました。(事前に振込をして済ませてしまう人もいるようです。HPには書いていなかったけど・・・)

口座は「中国光大銀行」という所で開設したのですが、パスポートを持っていって、口座を開設したいことと、留学生であることを伝えたら、あとは身をまかせるだけです。(笑)

ここで、パスワードは「密码(mìmǎ)」と言うことを覚えました。

ちなみに、中国の銀行では、お金の引き出しはATMで可能ですが、お金の預け入れは一般的に窓口でやらないといけないみたいで、やや面倒です。

SIMカードと銀行口座の開設に関しては、(完全に)以下の記事を参考にさせていただきました。

旅行者として上海で携帯SIMを購入、銀行口座を開設しWeChat Payを使えるようにした話
昨年(2016年)11月に寧波・蘇州・上海へ行った時の記録をつらつらと書いてきたけども、ここでやっと最終回。帰りの飛行機の便は上海→名古屋なので、蘇州から上海へ高速鉄道で移動、その上海で現地携帯SIMを買って銀行口座を開いてWeChat P

Mobike

上海の街中のいたるところにおいてあるのが、レンタル自転車

ぼくは、「Mobike」というアプリを利用して、オレンジ色の自転車に乗っています。
Mobikeは、VISAやMasterカードを登録して利用することができるので、個人的にありがたいです。

30分1元(17円ほど)で利用することができるので、ちょっとでも離れたところにいくときには、ついつい使ってしまいます。

ただ、上海では赤信号で突っ込んでくる車が日常茶飯事なので、運転に際しては細心の注意が必要です。
ときどき、逆走ありのマリカーをプレイしている気分になります。

Alipay(支付宝)

中国のモバイル決済の進化は、本当に素晴らしいです。

場所によっては、現金の支払いを断られるほどに、モバイル決済が完全に浸透しています。

このモバイル決済の2大巨頭のうちの一つが、「Alipay」というアプリです。

お店にこちらのQRコード(アプリ画面)をスキャンしてもらい、決済をおこなう方法
お店のQRコードをこちらがアプリを通してスキャンし、決済額を手動で入力する方法

の二通りがあり、前者は大きいお店で、後者は小さい規模のお店でよく使います。

完全に生活になくてはならないインフラの一つになっており、よく考えられてるなあと、いつも感動してしまいます。

ちなみに、利用のためにはアプリに中国の銀行口座(銀嶺カード)を登録する必要があります。

Wechatpay

モバイル決済の2大巨頭のうちのもう一つが、「Wechatpay」。

LINEの中国版とよく言われますが、中国では誰もが使うコミュニケーションアプリです。

こちらのアプリにも決済機能がついており、「Alipayは使えないが、Wechatpayだけは使える」という店も存在するため、やはり必携です。

ただ、日本のappストアでダウンロードしたwechatでは、はじめpayment機能が使えないのが難点です。

使うためには、すでに利用できる人を見つけて、1元だけでもWechat上でお金を送金してもらうと機能がアクティブになります。
(Wechatでは、アプリ上で友達とお金を送ったりすることができます。)

こちらも、モバイル決済利用のためには、アプリに中国の銀行口座(銀嶺カード)を登録する必要があります。

学生証へのチャージ

大学の学生証もすごいです。こちらにも、お金をチャージすることができます。

学食や売店などでは、レジに学生証をかざすことで、キャッシュレスに支払いを済ませることができます

ちなみに、学食は1食10元(170円)程度で、お腹いっぱい食べることができて、ありがたいことにちゃんと美味しいです。
機会があれば、詳しく掘り下げて、ブログにも載せたいです。

まとめ

この1週間で上海で生活するためのインフラ面でも準備をしたわけなのですが、とにかく中国のキャッシュレス文化が熱いことがわかりました。

そして、日本のように、Suica・Edy・waon・nanaco・・・などと店ごとに使うシステムが異ならないのも、素敵ポイントのひとつですね。

中国のキャッシュレス文化については、このような記事も書かれており、

Wechatpayがアリペイを逆転、中国は5年でキャッシュレス社会へ:インターネットの...
 中国の電子マネーによるモバイル決済は日本の100倍以上だよ!! 600兆円だっ...

今後紙幣はどこにいってしまうのか、価値は下がらないのか、銀行の仕事は今後なくならないのか、素人目に気になる点があるのですが、完全キャッシュレスで過ごせることは、今のところとてつもなく便利です。

ABOUT
Y中国への留学を機に、中国・韓国を知っていく人
2017年9月-2018年7月まで上海で中国語を勉強しHSK6級に合格し帰国。リモートワークを機に福岡県に移住。現在、韓国語を勉強中、2025年までにTOPIK6級に合格したいなあ。